「Voigtlander NOKTON 50mm F1.2 Aspherical VM」をα7IIIで試し撮りしてみると、過去最高の切れ味に妙な感動を覚えました。
もしかしたら、このキレッキレッな単焦点レンズを「X-T20」で使えば、例の“モヤッ”の原因がレンズだったのかセンサーだったのか明確になるかもしれません。
RAW現像で若干露出を調整しています。
シャープネスは+2にしてあります。
絞りf2.0
α7IIIで撮った場合は立体感ある写りをしていますが、X-T20だと「良い単焦点レンズかもしれない」という感じです。
絞りf2.0
こちらも「これは!」というほどでもありません。
絞りf2.0 (ピクセル等倍切り出し)
ここはキッチリ解像しています。
絞りf2.0
「Voigtlander NOKTON 50mm F1.2 Aspherical VM」も近接撮影を考慮されているわけではないため、仮にα7IIIで撮っていてもここは甘めになります。
絞りf2.0
この距離でも被写界深度が浅いため、ピントを合わせた箇所がもう少し浮き出てくれても良いのですが。
絞りf2.0
このようなケースなら結構良い感じに写ります。
ピクセル等倍切り出し。この辺りで「X-T20」の限界が見えてきます。
ピクセル等倍切り出し。
絞りf2.0
立体感に欠ける写りになるので、X-T20にキレッキレッな単焦点レンズを使っても不便なだけでメリットがあまり無さそうです。
絞りf2.0
フワッとなるのならフワッフワッを狙って撮るのが良いのかもしれません。
絞りf2.0
よって、近接撮影で甘めになるレンズとの相性が良いともいえます。
絞りf2.0 (ピクセル等倍切り出し)
ただし、X-T20はMFで合わせにくいので、無理にMF単焦点レンズをX-T20で使う必要があるのかと疑問に感じることも多いです。
絞りf2.0
絞りf2.0 (ピクセル等倍切り出し)
絞りf8.0 (ピクセル等倍切り出し)
α7IIIなら遠景でもハッキリクッキリ写りますが、X-T20だと「遠景だとこんなものかな」という写りです。
絞りf2.0 (ピクセル等倍切り出し)
実はこのカットで「あれ?」となったわけです。同じカットをα7IIIで撮った時に「今まで買ってきたレンズの中で最高の切れ味」と驚いたこともあって、「だったらX-T20で撮ったらどうなの」と大いに期待したわけです。