ちょっと望遠側が欲しいで購入した「LUMIX G VARIO 100-300mm / F4.0-5.6 II / POWER O.I.S.」ですが、実際に使ったのは名古屋ドームの野球撮影くらいでしょうか。高感度耐性が低いマイクロフォーサーズ機では「とりあえず望遠レンズで撮りました」レベルの写真になっています。
野鳥撮影に関してはデジカメ遊び第一章で少しかじった程度で深く踏み込むことはやめました。なぜならば野鳥撮影は機材勝負であり、まずは機材ありきだからです。趣味が「野鳥撮影」ならば、それに特化した高額な機材を買っても総額で考えれば出費額の天井はそれほど高くありません。しかし、あれもこれもとやってみたいだと、それこそ青天井になるため、ピンポイントで高額な機材を買うわけにはいきません。
地元の自転車で走るホームコースの某地点で、年明けから必ず数人のカメラマンを見かけるようになりました。何を狙っているのか観察してみると「カワセミ」でした。
そこで、その次の週で試し撮りを実施
→ 逢妻女川の野鳥たちを「100-300mm F4.0-5.6」で撮る
予想通り写りは微妙です、そこで娘から写りが良い望遠レンズを借りて再チャレンジ
→ 「40-150mm F2.8 PRO」でカワセミを撮る
当然ながら「ちょっと撮ってみた」レベルにしてはまあまあ良い感じに撮れました。作品狙いではないためこれで十分満足です。
「望遠レンズどうしようかな」と迷っているうちに北海道旅行になってしまい、荷物の総量との兼ね合いで「LUMIX G VARIO 100-300mm」を持っていきましたが…
→ 流氷砕氷船「おーろら」の乗って「オジロワシ」と「オオワシ」を撮る
この後の「丹頂鶴」の撮影結果を踏まえて、「小さくて軽くて安いけどそこそこ写りが良いレンズ」を諦める決心がつきました。この程度で良いなら超便利機材である「DSC-RX10M4」を買った方があれこれ考える必要もなくなり、撮影旅行にも「これ1台でOK」となります。
「1型センサー程度の写りなど要らない」に拘ると泥沼ですが、それが機材が絡む趣味というものです。
選択肢はいろいろありますが、前提条件は「遊べる機材」です。
マイクロフォーサーズ機、APS-C機(Xマウント)、フルサイズ機(Eマウント)の3マウント体制だと遊べることが多すぎるという贅沢な悩みでありますが、実用性も少し考慮した場合、フルサイズ機とマイクロフォーサーズ機で使える機材になります。屋内で使うならフルサイズ機、屋外で超望遠が必要ならマイクロフォーサーズ機という選択肢ができるためです。
SIGMA 100-400mm F5-6.3 DG OS HSM
手持ち撮影だとこの辺りが限度という大きさと重さからきているのか分かりませんが「ライトバズーカ」と呼ばれている望遠レンズです。
左から「SONY FE 24-240mm F3.5-6.3 OSS」「SIGMA 100-400mm F5-6.3 DG OS HSM」「LUMIX G VARIO 100-300mm / F4.0-5.6 II / POWER O.I.S.」です。
「α7III」につけてみるとバランスが良い感じです。これなら振り回しても苦にならないかもしれません。(※マウントアダプター SIGMA MC-11)
「E-M5 MarkII」につけてみると…(※マウントアダプター CM-AEF-MFT)
ボディだけ持つとマウントが壊れそうな嫌な雰囲気が漂います。
レンズにボディがくっついているような見た目。必ず、右手でボディを持って、左手でレンズを下から支えるしないとトラブりそうです。
レンズ側、ボディ側ともに手振れ補正を有効にして、実焦点距離204mmで手持ち撮影。シャッター速度は1/25秒ですがブレは感じられません。
散歩コースで「LUMIX G VARIO 100-300mm / F4.0-5.6 II / POWER O.I.S.」と「SIGMA 100-400mm F5-6.3 DG OS HSM」を比較。(※「重箱の隅をつつく」テストです)
※サムネイル画像をクリックするとピクセル等倍の写真が表示されるようにしてあります。
f8まで絞れば差は縮まりますが、絞り開放では差がありすぎます。
とりあえず「SIGMA 100-400mm F5-6.3 DG OS HSM」なら屋内撮影でも十分使えそうという印象です。
カワセミ撮影に続く。