2020年2月20日

中華レンズ2本で平芝公園の梅を撮る

「X-T20」で遊ぶために「七工匠(7artisans)25mm F1.8」「七工匠(7artisans)12mm F2.8」を購入しましたが、そういえば「E-M5 MarkII」のレンズを買い漁った時も完全遊び用のレンズを購入したことを思い出しました。実用性が低いため存在そのものを忘れていましたが、中華レンズらしくない結構な金額なレンズです。


ZHONG YI OPTICS SPEEDMASTER 25mm F0.95

「F0.95」という明るさが特長ですが、現在のAmazon価格で49093円もする中華レンズらしくない価格ですが、価格に見合った良い写りをします。

「ZHONG YI OPTICS SPEEDMASTER 25mm F0.95」で河津桜を撮る

オリンパスの単焦点レンズだとあっさり目の写る場合でも「ZHONG YI OPTICS SPEEDMASTER 25mm F0.95」だと濃厚に写るので、手間を掛けてもキッチリ撮ってみたくなるレンズです。

マップカメラの現時点の中古価格を調べてみると、「ZHONG YI OPTICS SPEEDMASTER 25mm F0.95」が41215円、「七工匠 7artisans 25mm F1.8」が8800円です。

この価格差が大きい2つの中華レンズを使って平芝公園の梅を撮ってみます。

2月11日

撮影機材
・E-M5 MarkII + ZHONG YI OPTICS SPEEDMASTER 25mm F0.95
・X-T20 + 七工匠 7Artisans 25mm F1.8

小さくリサイズしてしまうと細かい比較ができないため、1600×1067の画像ファイルも用意しました。PCの画面で見る場合はそちらが良いかもしれません。

※サムネイル画像をクリックすると大き目の写真が表示されるようにしてあります。

比較写真の場合は両者の絞りを合わせてあります。

X-T20 + 七工匠 7Artisans 25mm F1.8
E-M5 MarkII + SPEEDMASTER 25mm F0.95


風の影響もあって序盤から何度も撮り直したことで、1枚目からハッキリクッキリ感が明らかに違いが分かるカットを撮れました。

X-T20 + 七工匠 7Artisans 25mm F1.8
E-M5 MarkII + SPEEDMASTER 25mm F0.95


レンズ云々以前の問題で「X-T20」はピントの山が分かりにくいです。「E-M5 MarkII」ならMFでもちゃちゃと撮れる場合でも「X-T20」だと苦労します。


ここでは狙っている枝が風で大きく揺れるため、MFで合わせるのは非常に苦労します。「X-T20」では数回チャレンジしてギブアップ。「E-M5 MarkII」でなんとか捉えました。

X-T20 + 七工匠 7Artisans 25mm F1.8
E-M5 MarkII + SPEEDMASTER 25mm F0.95


両者とも実焦点距離25mmのレンズですが、換算だと約38mmと50mmになるため、同じ場所から撮っても印象が変わります。

X-T20 + 七工匠 7Artisans 25mm F1.8
E-M5 MarkII + SPEEDMASTER 25mm F0.95


「価格差ほどの写りの差はあるのか」については、「七工匠 7Artisans 25mm F1.8」だけ見ているなら良いのかもしれませんが、「ZHONG YI OPTICS SPEEDMASTER 25mm F0.95」と単純に比較してしまうと写りの差はあります。しかし、重箱の隅をつつかないのなら「このくらいの差なら激安レンズでいいや。どうせMFレンズなんでしょ」と判断する人が多いかもしれません。


「MFレンズでも快適に撮ることができる」に関しては「E-M5 MarkII + ZHONG YI OPTICS SPEEDMASTER 25mm F0.95」が圧倒的に勝るので、撮っていて楽しいのはどちらなのかは明白です。


マイクロフォーサーズのAFの単焦点レンズは「12mm」「15mm」「25mm」「45mm」を持っているので、「ZHONG YI OPTICS SPEEDMASTER 25mm F0.95」の使いどころがないのが実情。

「X-T20」ではなく「X-T3」で「七工匠 7Artisans 25mm F1.8」を使った場合はどうなのか。少し気になるところです。