ちょっと試したいことがある度に「これ良いかも」と物欲に任せて撮影機材を買っていくと、必然的に使わなくなる撮影機材も増えます。
デジカメ遊び第一章の機材は自転車遊びに忙しくなるにつれ使う頻度が激減していき、約8年間放置した後、大量にカメラ店に持ち込んで買い取ってもらいましたが、買取価格は非常に残念な金額でした。使わなくなる可能性が大ならその時点で売却すべきで、もう一度使うことがあるのなら買い直せば良いのです。たぶん、同じものを買い直す可能性はゼロですが…
ということで、昨年末に売却したレンズは6本
・TAMRON 35-150mm F2.8-4 Di VC OSD/Model A043E(キヤノンEF用)
・SIGMA Contemporary 16mm F1.4 DC DN
・LUMIX G 14mm/F2.5 II ASPH.
・LUMIX G VARIO 12-32mm F3.5-5.6 ASPH. MEGA O.I.S.
・M.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6
・M.ZUIKO DIGITAL 17mm F2.8
「防湿庫がスッキリしたなぁ」の思えていた期間は短くて、すぐに3本増えました。
・SONY SEL35F18F
・XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS
・XF35mmF2 R WR
ここで終わらないのが「使わなくなる撮影機材が増える」最大の原因なのですが、さらに…
・七工匠(7artisans)12mm F2.8
・七工匠(7artisans)25mm F1.8
この2本は「中華レンズも楽しそう」で買ったものです。
この時点で19本あります。
中華レンズが届いた日に「ただ単に持っているだけで楽しそう」という変な物欲が働いてポチッしたレンズが届きました。
Voigtlander (フォクトレンダー) NOKTON classic 40mm F1.4 MC VM
これもマップカメラの良品中古で32800円です。新品でも36020円ですので、中古だからお得というわけではありません。
このレンズが届いてから増減をカウントしたところ我ながら呆れる「6本減らして6本増えた」です。
35ミリ判フルサイズに対応しているため、前玉が良い感じに大きく、余分なものが付いていなくて「これぞレンズ」という感じのシンプルさが素敵です。眺めているだけで楽しくなるレンズはそうそうあるものではありません。
「Voigtlander (フォクトレンダー)」は、株式会社コシナのブランドで日本国内で生産されているレンズです。
ライカMマウント互換のVMマウントですので、マウントアダプターが必要です。いろいろと試してみたいため、「マイクロフォーサーズ」「Xマウント」「Eマウント」のアダプターを用意。
K&F Concept レンズマウントアダプター KF-LMM43 (ライカMマウントレンズ → マイクロフォーサーズマウント変換)
K&F Concept レンズマウントアダプター KF-LMX (ライカMマウントレンズ → 富士フィルムXマウント変換)
K&F Concept レンズマウントアダプター KF-LME (ライカMマウントレンズ → ソニーEマウント変換)
それぞれ2567円でした。
まずは「E-M5 MarkII シルバー」に装着。むちゃくちゃカッコ良いですね。しかし、換算80mmになってしまうので使い時に悩みそうです。オリンパスの「45mmF1.8」と対決ネタくらいでしょうか。
このレンズはもともとレンジファインダー機用に設計されているため、あまり寄れません。
「X-T20 シルバー」に装着すると、いっきに「えっ、今どきフィルムカメラ?」という佇まいになって、かなり良い感じです。換算60mmですので、「七工匠 25mm F1.8(換算38mm)と併用」という使い分けができます。
しかし、手振れ補正を搭載していない「X-T20」では屋内撮影で使うのは辛いです。
「α7III」に装着すると、「なんか変なものが付いている」という違和感全開の佇まいになります。
オリンパス機ほどの強力さはないとはいえ、「5.0段の補正効果を実現する光学式5軸ボディ内手ブレ補正」が搭載され、さらに高感度に強い「α7III」なら手持ち撮影でも問題ありません。
「このレンズはできればα7IIIで使いたい。でも組み合わせた時の見た目がなぁ」という変ことに悩まされそうです。ソニーがクラシカルデザインのフルサイズ機を作ってくれるのが良いのですが…