写りが良いはずの「XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS」ですが、どうもシャキッとしない写りです。SONYの「E18-135mm F3.5-5.6 OSS」も「ちょっとこれは…」という印象を持ちましたが、「XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS」は「綺麗なんだけど、うーん」という使う人次第で評価が分かれそうなレンズです。
「ピクセル等倍の評価に意味があるのか」という点については、「場合による」です。それは「望遠側が足りないのでトリミングしておこう」となった場合です。換算焦点距離をさらに2倍にするなら「6000px×4000px」を50%トリミングして「3000px×2000px」です。ピクセル等倍は厳しいので50%リサイズすると「1500px×1000px」になってしまいます。使っているPCのディスプレイの解像度は「1920px×1080px」ですので、壁紙の写真にすらならないのです。
といっても「50%トリミング」が必要なケースは野鳥撮影くらいですので、「X-T20」で野鳥を撮らなければいいだけの話ですが…
それでも「富士フイルムフジノンXF LENS BOOK 高画質XFフジノンレンズ23本を徹底解説」を眺めてあれこれ妄想の日々です。そこそこまともな単焦点レンズを使わなければ、ボディの性能もよく分かりません。あとあとの使い道を考慮すると換算で35mmが良いのですが、そこは「E-M5 MarkII + LEICA DG SUMMILUX 15mm/F1.7 ASPH.」でカバーできるため、基本の50mmにターゲットを絞ると「XF35mmF1.4 R」「XF35mmF2 R WR」「Touit 1.8/32」の3本。
とりあえず“神レンズ”と呼ばれる「XF35mmF1.4 R」にしておけば良いかなぁと思うも、あくまでも雰囲気重視のレンズということなのかキレを感じられません。だったら「Touit 1.8/32」だろうか。1本くらいカールツァイスのレンズも持っていたいという物欲もありますが、私の撮影用途では「焦点距離50mm相当」のレンズの稼働率は非常に低いです。
今風のレンズで面白みに欠けるが写りが良い「XF35mmF2 R WR」をポチッ。小さくて軽くて安いのに防塵防滴仕様です。
「35mmF2.0」でもAPS-Cサイズのレンズは小さいですね。比較的小さい「XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS」が大きく見えます。
「X-T20」には小さい単焦点レンズが似合います。
機材に詳しい人じゃなければ「全く同じものが2セットある」と思えそうな並びです。
まずは、三脚を使って試し撮り。(※セルフタイマー)
最短撮影距離は「35cm」ですので、思いのほか寄れません。
f/2,1/27秒,ISO100
中央部分を等倍切り出し。近接撮影では絞り開放は厳しいかもしれません。
f/4,1/8秒,ISO100
中央部分を等倍切り出し。2段階絞って少しマシになりましたが、なんとなく最短撮影距離まで近づけての撮影はやめた方が良いかもしれません.
今日はここまで。