自転車旅や歩き旅で使ってきた機材の履歴
RICOH GX200 見た目最高、広角側の写りが良い、望遠側がダメすぎる
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FinePix F550EXR 色味は良いけどレンズが悪い
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FUJIFILM X10 見た目最高、写りも良い、ちょっと重い
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Panasonic DMC-LF1 写りはまあまあ、換算28~200mm相当のズームが便利
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CANON PowerShot G9X 見た目が良い、小型軽量、写りはまあまあ、ちょっと望遠が足りない
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LUMIX DC-TX2 写りはまあまあ、換算24~360mm相当のズームが便利、色味が好みではない
多少の「写りの物足りなさ」は我慢できますが、「色味が好みではない」は機材選びの根源に関わることです。本来ならスペック的には「DC-TX2」で十分ですので、小型軽量を求めてマイクロフォーサーズのレンズをあれこれ買う必要は無かったのです。しかし、「DC-TX2」で満足できなかったため迷走しました。
コンデジも過去に大量に買ってきましたが、思い起こせば「Canon PowerShot G7」が私には一番合っていました。見た目良し、写り良し、携帯性良し、操作性良し、全てにおいて不満点がありません。
ここに掲載した写真を見るとコンデジで撮ったとは思えないほど良い写りをしています。
→ デジカメ遊び振り返り 19台め「PowerShot G7」
残念ながらデジカメ遊びの資金繰りのため僅か9か月間で売却しました。
「やっぱり PowerShot G7 みたいなカメラが良いなぁ」となれば選択肢は「PowerShot G5 X Mark II」の一択です。正月期間中なら大量にポイントが付く某Yahooショップで買えば実質8万円ちょっとです。何度もポチッ!の直前までいき「待て待て」と思いとどまること十数回。いつもならポチッいくところをいかなかった理由は「コンデジは長く使わない」「コンデジの買い取り額が落ちるのが早い」です。「PowerShot G5 X Mark II」なら3年間くらい使う可能性は高く、そこまで使えば「元は取った」となりますが、なんとなく「出来が良くて当たり前」すぎて面白みに欠けます。
「どうせ、2~3万円の出費で1年間遊ぶなら面白そうなものにしよう」と再検討してみたところ、随分前に気になったことがあるコンデジの存在を思い出しました。
・マイクロフォーサーズのセンサーを使ったコンデジ
・1.5型センサーを使ったコンデジ
前者に関してはレンズの都合上、マイクロフォーサーズより狭い面積を使っています。後者も同様に1.5型まるまるではなくマイクロフォーサーズよりちょっとだけ広い面積です。ざっくりで後者ならマイクロフォーサーズ並みのボディ性能を持っているはずで、レンズがどこまで良いのかとなります。
その「1.5型センサーを使ったコンデジ」とは何なのか…
2014年3月発売開始だった「PowerShot G1 X Mark II」です。
約6年前の機種だけにどのくらい実用的なのかとなり、今回ばかりは過去の記事をいろいろとチェックしました。
大型センサー搭載高級コンパクト対決 PowerShot G1 X Mark II vs LUMIX LX100
※同等品の比較
フルチェンジした2代目は破格の高画質 「PowerShot G1 X Mark II」
「I」と「II」の比較
「PowerShot G1 X Mark III」と「PowerShot G1 X Mark II」の違い
「II」と「III」の比較
キヤノン「PowerShot G1 X Mark II」の実力を探る
※ベンチマーク
Canon PowerShot G1 X Mark II 実写レビュー | フォトヨドバシ
※実写作例
「PowerShot G7」で十分ならば「PowerShot G1 X Mark II」で良いはず。ということで正月休み最終日にポチッしました。
PowerShot G1 X Mark II
デッドストック品だったのか箱は少しだけ劣化しています。有名どころのショップでは新品を扱っていないため、マイナーなショップから買いました。その点がちょっと心配。
購入価格は35800円ですが、獲得ポイントが8950あるため、実質26850円です。
(6%上乗せキャンペーンの対象なのか不明ですが、対象ならさらに2148付加されます)
現時点のキタムラの買取査定額は17910円ですので、約1万円で遊べることになります。
内容物。とりあえず新品のようです。
バッテリーは完全に放電されていたため、初期の動作確認は充電後になります。
このような記事がありました
→ 【2020年福袋特集】大人気のヨドバシ『高級コンパクトデジタルカメラの夢(3万円)』の中身を大公開! あのカメラメーカーのハイスペックな機種が入ってた!!
大手ショップの福袋が「PowerShot G1 X Mark II」だったということはメーカーが最後の在庫処分で流通させた可能性大ですね。3万円の福袋にはメモリーカードとクリーニングセットが含まれていたみたいですが、3000円あれば購入可能ですので、結果的には「寒い中、並ばなくても同額で購入できた」のと同じです。
大きさ比較(1)
「TG-850」と「DC-TX2」
大きさ比較(2)
「E-PL7 + 14mm」と「DC-TX2」
「E-PL7 + 14mm」と「DC-TX2」は既に手元にないので、それらと「PowerShot G1 X Mark II」の大きさ比較はできません。
やはりコンデジでもチルト式液晶画面は便利です。(「DC-TX2」は固定です)
ポップアップ式のストロボ。ここまで飛び出ていれば広角側でケラレることは無さそうです。さらに外部ストロボを使える点もメリットです。
広角側はここまで寄ることができます。(ワイド端5cm~テレ端40cm)
f/2.8,1/60秒,ISO640,12mm
f/3.9,1/200秒,ISO3200,62mm
望遠側では寄れないため、大きく写りません。望遠側にするとISO感度が高まってしまい、画質が悪くなります。
そこでISO感度を400に固定して再チャレンジ。
f/3.9,1/25秒,ISO400,62mm
手振れしてしまうため、しっかりホールド。手振れ補正はそれほど強力ではなさそうです。ISO400でも“モヤッ”とするため、望遠側の絞り開放は厳しいかもしれません。
f/3.5,1/30秒,ISO400,16mm
広角側にすると妥当な写りになります。しかし、少し望遠側にズームするだけで寄れなくなるため「G9X」や「TX2」と同じように「望遠側でドアップ撮影」ができません。
約6年前の機種でも各ダイヤルとボタンにカスタム設定ができますが、少し設定を変えるだけで殆どがデフォルトでいけます。そして「必要なダイヤルとボタンは最初から用意されている」という点と「回しやすい、押しやすい配置」という当たり前のことができています。
いろんなメーカーのコンデジ、ミラーレス、デジタル一眼レフを使ってきましたが、ユーザーインターフェースに関してはキヤノン製が優れています。ありとあらゆるユーザー層をターゲットにしている老舗メーカーらしさなのかもしれません。
今日のところはここまで。
追記.
機種変のまとめ
メイン
C-1400XL → CAMEDIA E-20 → OLYMPUS E-1 → OLYMPUS E-3 → CANON EOS 6D Mark II → SONY α7 III
サブ
CAMEDIA C-8080 → OLYMPUS E-300 → OLYMPUS E-510 → OM-D E-M5 MarkII(ブラック + シルバー)
動きもの専門
EOS 30D → なし
スナップ
COOLPIX8800 → NIKON D70s → オリンパス・ペン E-P1 → PEN Lite E-PL7 → SONY α6400 → FUJIFILM X-T20
遊び
CONTAX Tvs DIGITAL → DMC-FZ1 → FinePix S5000 → PowerShot S1 IS → DMC-TZ1 → PowerShot G7 → PowerShot S5 IS → RICOH GX200 → FinePix F550EXR → FUJIFILM X10 → Panasonic DMC-LF1 → CANON PowerShot G9X → LUMIX DC-TX2 → PowerShot G1 X Mark II
携帯
EXILIM(EX-S1) → CAMEDIA μ-30 → DiMAGE X1 → μTOUGH-6010 → STYLUS TG-850 Tough
フルサイズ機が必要な場合に「SONY α7 III」を使うため、現在はメインとサブという区分けはありません。“動きもの”を撮る機会が殆どないため、「動きもの専門」は空席です。