『王滝渓谷でα7IIIの「緑」を検証』の時に同一条件で「E-M5 MarkII」との撮り比べをしたかったのですが、「E-M5 MarkII」のバッテリーを忘れるというチョンボをしました。
そこで、超広角レンズの使い勝手の確認を兼ねて「E-M5 MarkII シルバー + LEICA DG VARIO-ELMARIT 8-18mm」で王滝渓谷を散策します。
全てRAW現像で露出補正、ピクチャーコントロール「vivid」、暗部を少し調整などしています。オリンパスのRAW現像アプリには何故か「HDR」がありません。トーンカーブをいじることになるため、匙加減が難しいというより面倒です。その代わり「かすみ除去」という便利な機能があります。
1枚目から明暗差が大きい場合、フルサイズ機に対してマイクロフォーサーズ機がいかに不利なのか分かります。
比較したかった写真がこれです。撮影時に同一条件でなく、RAW現像も同じではないため、単純に機材の違いとは言い切れませんが、どちらもRAW現像で良い感じになるように調整しても、やはりオリンパス機の方が緑が綺麗です。
ここまで緑が強調されると写真ではなく絵画のような印象を受けますが、“写真は演出”の領域に近くなります。
私はズームレンズを使う場合、ワイド端またはテレ端を多用します。中途半端に中間を使うことは多くありません。この写真は「LEICA DG VARIO-ELMARIT 8-18mm」の18mm(換算36mm)です。私は換算35mmが好きですので、何も考えずにテレ端にすれば良いというのは手間が無くて良いです。
ここもマイクロフォーサーズ機では厳しいです。
ここは「かすみ除去」を使うことで陰影がはっきりして、かなり良くなっています。コンデジではこうはならないと思います。
ここも明暗差が大きいため、フルサイズ機を使いたいケースです。ムリに暗部を持ち上げると変な感じになってしまうため抑え気味にしました。
ここもフルサイズ機ならどうなんだろうと思えるケースです。
ほとんどは「E-M5 MarkII」でいけるけど明暗差が大きい場合は「α7III」を使いたい。今日のところはそのような感想です。