数年前まではフィルムが画像センサーに置き換わっただけでしたが、「カメラの進化」の方向性がようやく“デジタル”ぽくなってきました。最近の私の興味対象はAIを使ったAFで、つまらない縛りがなかったSONYとPanasonicが一歩進んでいるのが現状かと思います。動物瞳AFのために「α7III」を買いましたが、「LUMIX DC-G9 PRO」のファームウェアバージョンアップで動物瞳AFが搭載されたら物欲が爆発しそうです。マイクロフォーサーズのレンズを大量に買った後だけにオリンパス機に搭載されることが一番良いのですが、どうやらオリンパス機が目指しているものは違うようです。
画像認識でAIがいたるところで使われるようになりましたが、フォトコンテストの審査をAIにさせてみようという取り組みが始まりました。
紹介記事はこちらです。
→ AIが写真を格付け?「花フォト」勝ち抜きコンテストがスタート!!
さっそくコンテストのページを覗いてみました。
Microsoft AIがあなたの写真を格付け! 「花フォト」勝ち抜きコンテスト
クラウドサービス「Microsoft Azure」を提供しているマイクロソフトと、GANREFのコラボレーション企画として、Microsoft AIが写真を審査するフォトコンテストがスタート!このAIはAzure上で開発され、これまでGANREFに投稿された花の写真・約10万点を解析、GANREF Pointの高い写真の傾向を学習しています。今回のコンテストでは投稿された写真をMicrosoft AIが瞬時にジャッジし、ポイントを表示します。一人何点でも応募可能ですので、ぜひAIによる格付けにチャレンジしてみてください! [AI・機械学習構築 協力:株式会社ネクストスケープ]
会員登録をして適当に写真を選んでアップロード。デジカメからスマホに転送していたものですので、選択肢はあまり多くありません。
「これならそこそこいけるのでは?」というものでも67.951点です。
この後も「なんとなく雰囲気が良いな」と私好みの写真をアップしても点数は伸びず。
テスト撮影で撮ったありがちな写真をアップしてみると…
81.733点です。AIは万人受けする作品を評価するのかもしれません。
1位と2位になると景品がもらえるみたいですが、100点満点のはずが何故かこの時点の1位と2位は100点を超えていますね。100点満点が大量に発生した場合に備えて“さらに加点される”要素が何かあるのかもしれません。
ここまでが14日のことです。
翌日の午後になると…
昔からコンテストの上位を狙うなら「コンテストの審査員の好みを把握することが重要」と言われてきましたが、もうあからさまにAIに評価される写真が大量にアップされています。
「このパターンでいけばいいのか」と気が付いた人が今まで大量に撮ってきた写真の中から該当するものをアップしているのでしょう。
今回のコンテストはあくまでも実験ですが、公平性を保つなら「採点結果は受付終了後に公開」にした方が良いかもしれませんね。