「E-PL7」をスナップシューターにしてみようとあれこれ試しましたがイマイチ落としどころが見つかりません。
お気に入りの「M.ZUIKO DIGITAL ED 12mm F2.0」ですが、ウエストバッグに入りません。1日中、首からぶら下げて歩くことになります。
やっぱりズームが便利ということで「LUMIX G VARIO 12-32mm」ですが、なぜかE-PL7とは相性が悪いです。
携帯性重視なら「LUMIX G 14mm F2.5 II ASPH.」が小さくて良いのですが、歩き旅に1回、試し撮りに1回使っただけでお蔵入り。それは、「E-PL7 + 14mm F2.5 II」を使うくらいなら「iPhone7」で十分かもしれないと思ったわけです。
「マイクロフォーサーズのレンズにはもう買うものはないなぁ」と最近はC社とかS社に興味対象が移っているわけですが…
キタムラからのメールを見て、衝動的にあるものをポチッ。特に調べもせずになんとなくポチッしたくなる価格というものがあるものです。
OLYMPUS ボディキャップレンズ マイクロフォーサーズ用 ホワイト BCL-1580
税込み7020円が半額以下の3294円です。ブラックとシルバーは既に販売が終了していて、現在の選択肢はホワイトとレッドです。
なぜディスカウントしているのかはボディにつけてみると分かります。
ホワイトはホワイトボディにしか似合わないので、他のボディでは見た目がおかしくなるのです。たぶんレッドも同様です。
つまり、メーカー側で在庫処分に入ったということのようです。通販価格を見る限り、キタムラ、コジマ、ビック、ソフマップは同価格になっています。
このアイテムは二つの役割があります。
レンズキャップモード
広角レンズモードで使うと、実焦点距離15mmで、絞りF8.0のMFレンズになります。レンズキャップの真ん中に穴を開けて、そこに「写ルンです」のレンズをはめ込んだようなものです。
数メートル先のものを撮るなら無限遠にしてパンフォーカス撮影になりますが、近くのものを撮る時は拡大機能とピーキング機能を使えばなんとかなります。
では写りはどうなんでしょう。
散歩コースの紫陽花を逆光気味に撮影。E-PL7の液晶モニターでは拡大表示させても撮影中にピントが合っているのか分かりません。微妙に前後させて複数枚撮影。
日陰で1枚。安いコンデジの方が写りが良いかもしれません。
実焦点距離15mmで絞りF8.0だと背景のボケはこの程度ですが、使えないことはないレベル。
では遠景を撮ってみると…
中心に近い部分は安いレンズレベルにはあります。
ところが周辺部分はこれまたすごい状態です。写真だけ見れば格安の高倍率ズーム並みでしょうか。ただし、このボディーキャップレンズは10000円ではなく約3000円ですので、「レンズ機能は“おまけ”」と割り切る必要はあります。
背景がこの距離だとかなり汚いです。
残念ながら、このボディーキャップレンズの使い道が思いつきません。「フィッシュアイボディーキャップレンズ」なら遊べるとは思うのですが、残念ながら思い付きでポチッできる価格ではありません。
このまま「無かったことにしよう」ではなく、「E-M5 MarkII」と組み合わせて再テストの予定。