昨年の4月から撮影機材が爆増しています。フルサイズのデジタル一眼レフが1台、マイクロフォーサーズ機が2台、ハイスペックコンデジが1台、そして交換レンズが13本です。これだけあればしばらく買う必要はないのですが…
「単純に遊べるレンズが欲しい」という思い付きで懲りずに「ZHONG YI OPTICS SPEEDMASTER 25mm F0.95」をポチッしたのですが、思いのほか早く納品されました。タイミングよく地元の河津桜が満開になったため、「ZHONG YI OPTICS SPEEDMASTER 25mm F0.95」のテスト撮影を兼ねて自転車で出向きました。
本日の機材
・OM-D E-M5 Mark II ブラック
・OM-D E-M5 Mark II シルバー
・ZHONG YI OPTICS SPEEDMASTER 25mm F0.95
・M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO
・M.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8
・M.ZUIKO DIGITAL ED 30mm F3.5 Macro
※全て「JPEG撮って出し」です
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO
相変わらず「12-100mm F4.0 IS PRO」は切れがある写りをします。
ピントを合わせた場所はクッキリ、さらに背景ボケはキレイ。
テレ端で遠景を撮っても綺麗な写り。
隙間からヒヨドリを狙う場合はMFで微調整後にひたすら連写。「E-M5 Mark II + 12-100mm F4.0 IS PRO」ならストレス無く撮り続けることができ、写りも良いです。
道具としてはとても良い機材ですので、「これを使っておけばOK」となります。しかしながら、全般的に良い機材ゆえに「あれこれ試したい」という場合には面白みに欠けます。
ということで、あれこれ試した挙句、何か面白い機材はないのかという人がターゲットになりそうな「ZHONG YI OPTICS SPEEDMASTER 25mm F0.95」です。
今日のような晴天日では、ISO100にしてもシャッター速度が1/8000を超えてしまうので「絞り0.95」は使いません。というよりも「絞り0.95」ではピントが浅すぎて手持ち撮影は困難です。僅かな風が吹いているため、それだけでピントが外れます。
「ZHONG YI OPTICS SPEEDMASTER 25mm F0.95」は予想以上に良い写りをします。
実焦点距離25mmでもここまで背景がボケます。この状況なら背景ボケも綺麗です。
遠景も全く問題ありません。
驚くことに四隅もキッチリ描写します。これには驚かされます。
「目の前の景色を『ZHONG YI OPTICS SPEEDMASTER 25mm F0.95』を通してみるとどのように見えるんだろう」とファインダーを覗くのが楽しくなってきます。
この場合、背景ボケがざわざわした雰囲気になります。
f8まで絞って手前から奥までピントがくるようにしてみました。
予定ではここで撤退でしたが、思いのほか撮るのが楽しいため、近くの公園に移動。
撮っている瞬間に「これはすごいなぁ」と感じられます。
「しょせんマイクロフォーサーズ規格の中国製のレンズでしょ」などと言わせない写りです。
ピントは手前の雛の目に合わせています。全く持って不満がないレンズ。
ここからは背景ボケが特に綺麗な「M.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8」との比較です。
M.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8
オリンパスの単焦点レンズらしく切れがある写りをします。しかし、なんとなくあっさり目になってしまいます。
ZHONG YI OPTICS SPEEDMASTER 25mm F0.95
切れもあり、雰囲気も良い感じです。
M.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8
さすが全く問題ない写りです。
等倍切り出し。
3万円以下で購入できるレンズでこの描写ならお買い得です。
ZHONG YI OPTICS SPEEDMASTER 25mm F0.95
MFレンズでもあまり動かない被写体なら全く問題ありません。
これ、等倍切り出しです。いやはや参りました。
自宅の近くに咲いていた「支那実桜(シナミザクラ)」です。
逆光気味で撮ってみてもフレアなどは出ていません。
1本だけ植えられている近所の河津桜。背景にいろんなものが置かれていたことで面白い背景ボケになりました。
等倍切り出し。
「ZHONG YI OPTICS SPEEDMASTER 25mm F0.95」は「どんなふうに写るんだろう」と期待させてくれるレンズです。それが今日の感想です。