M.ZUIKO PREMIUMシリーズの「12mm F2.0」、「25mm F1.8」、「45mm F1.8」は写りがとても良い単焦点レンズです。レンズ交換をしながら時間を掛けてじっくり撮る場合は単焦点レンズでも良いのですが、ぶらぶら散策しながら撮る場合は少し不便です。
歩き旅の場合は「E-PL7 + 12mm F2.0」で必要十分ですが、撮影を楽しみたい場合は写りが良いズームレンズが欲しくなります。「12-100mmPRO」は重くて歩きながら撮るには不向きです。そこで追加購入したのが「12-40mmPRO」ですが、「12mm F2.0」、「25mm F1.8」、「45mm F1.8」の3本分の焦点距離をカバーしています。偶然にも重量が単焦点3本分です。
ようやく試し撮りができる週末になりましたがあいにくの雨です。雨雲の谷間を狙って近所の散歩コースで「M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO」を少しばかり試し撮りしてみましたが、グリップを付けた「E-M5 MarkII + 12-40mmPRO」で撮っているときの感覚は「E-1 + 12-54mm」に似ています。「12-40mmPRO」は寄れるため「12-54mm」のように花撮影にも使えます。防塵防滴仕様という点も同じ。「E-1 + 12-54mm に手振れ補正があれば良いのに」という望みがようやく叶ったということでしょうか。
f/2.8 1/200秒 ISO200 露出補正-0.3 焦点距離40mm
立体感あります
f/2.8 1/400秒 ISO200 露出補正+0.3 焦点距離12mm
広角側で花撮影
f/2.8 1/250秒 ISO200 焦点距離40mm
望遠側で花撮影
f/2.8 1/160秒 ISO200 露出補正-0.3 焦点距離40mm
写りが良い「M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO」を超える写りをします。無理がない設計の恩恵でしょうか。
f/2.8 1/80秒 ISO200 露出補正-1.0 焦点距離25mm ※HDR撮影
f/8 1/60秒 ISO1600 露出補正+0.7 焦点距離40mm
雫撮影も楽しめます。
f/4 1/320秒 ISO200 焦点距離17mm
晴天日にどのような写りをするのか楽しみ。
f/2.8 1/640秒 ISO200 露出補正-0.3 焦点距離40mm
寄れるため前ボケを使おうとすると前玉に当たります。保護フィルターは必須です。本格的なマクロ撮影がしたいわけではなければ、ここまで写れば十分です。
f/8 1/60秒 ISO1600 露出補正-0.3 焦点距離40mm
f/4 1/250秒 ISO200 露出補正+0.3 焦点距離40mm
なぜか蝋梅が既に咲いています。
f/4 1/160秒 ISO200 露出補正+0.3 焦点距離40mm
「E-1」の時のスターターレンズの2本が「ZUIKO DIGITAL 14-54mm F2.8-3.5」「ZUIKO DIGITAL ED 50-200mm F2.8-3.5」でしたが、マイクロフォーサーズの場合は「M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO」「M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO」になっています。
あちこち回り道をせずにすんなりフォーサーズからマイクロフォーサーズに移行して、「12-40mm PRO」と「40-150mm PRO」を買っておけば「この2本で十分」となっていたかもしれません。うちの娘が「40-150mm PRO」を使っていて重そうに見えますが、「50-200mm F2.8-3.5」はもっと重かったわけですから…
追記.
試し撮りの翌日は歩き旅に投入を予定していましたが、妙に疲れているため完全休養。しかし、貴重な晴天の休日ですので、少しだけ近所で撮影しました。
まずは昨日と同じ場所です。
f/4 1/1600秒 ISO200 焦点距離12mm
f/4 1/1600秒 ISO200 焦点距離40mm
強風のためピント合わせに苦労します。枝が常にブレているため、本来のボケ具合が分かりませんが、丸ボケは悪くなさそうです。
f/2.8 1/4000秒 ISO200 焦点距離12mm
f/8 1/640秒 ISO200 焦点距離12mm
「オリンパスブルー健在!」という感じで相変わらず綺麗な青です。
「広角側は多少絞った方が良い」というつまらない定石は当てはまらないようで、開放でも問題ありません。
このレンズが実売8万円ですからオリンパスのPROレンズはお値段以上の代物です。
(Yahooショッピングで実質56000円程度で購入しました)
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