「12-100mmPRO」はマイクロフォーサーズ用のレンズの中では“少し重い”ですが、その写りには全く不満はありません。完璧に近いからこそ面白みに欠けると感じる点が趣味というものです。現在所有している機材を組み合わせると「E-3 + ライカD 14-150mm」の代わりは「E-M5 MarkII + 12-100mmPRO」と「EOS 6D MarkII + タムロン28-300mm」の二択ですが、その使い分けは微妙ではあります。今のところ「EOS 6D MarkII + タムロン28-300mm」の場合は、「それだけを持っていく」というお出かけで、「E-M5 MarkII + 12-100mmPRO」の場合は、「いろいろ撮りたいのでたくさん持っていく」となりそうです。
「E-M5 MarkII + 12-100mmPRO」を使う時の唯一の弱点は開放絞り値が「F4」という点です。F2.8通しで12-100mmを作ると巨大すぎて、それならフルサイズ機でいいやとなります。「12-100mmPRO」を基本で使って、「ここは少しボカしたい」という場合に明るい単焦点レンズに切り替えれば、弱点が消えます。
オリンパス M.ZUIKO DIGITAL LENS BOOK (Motor Magazine Mook)
「EOS 6D MarkII」用に単焦点を揃えれば良いのでしょうが、選択肢が多そうに思えても実は少なく決め手もありません。フルサイズ機を増やすつもりもないため「EOS 6D MarkII」に使うレンズを増やしてもこの先のことを考えると踏ん切りがつきません。「E-M1 MarkII」の後継機を買う可能性は高いため、マイクロフォーサーズのレンズを買っておくのが今のところ正解だろうとムック本を眺め、あれこれ妄想して買う順番を決めました。
前置きが非常に長くなりました。
まずは第一弾として「M.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8」を購入しました。
M.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8 ブラック
レンズフード LH-40B BLK
Kenko 37mm PRO1D NEO (撥水・防汚コーティング 薄枠)
37-58 ステップアップリング
フォーサーズの「50mmF2マクロ」と同等のレンズがマイクロフォーサーズにあれば悩む必要はないのですが、存在しないため画角が近い「45mm F1.8」を選択。
「50mmマクロ」をマクロレンズとして使う頻度は多くなく、100mm画角の明るいレンズとして使ってきたため、「45mm F1.8」で代用できるのではないのかと思ったわけです。
こんな感じの写真です。
「フォーサーズアダプター(MMF-1)」を使って「E-PL7 + 50mmマクロ」の組み合わせで撮影。
しかし、「50mmマクロ」のキレッキレッの描写を「45mm F1.8」で得られる可能性は低いかもしれません。「45mm F1.8」はポートレート用のレンズですから。
とりあえず初期チェックをしておきます。
リンゴを並べてカシャ。最短撮影距離は0.5mですが、それは被写体からセンサーまでの距離であって、被写体からレンズフードまでは結構近いです。90mm画角ですので、ファインダーを覗くと「かなり大きく撮れる」という印象を持ちます。
さて、「45mm F1.8」をマクロレンズ代わりに使えるのか?
エクステンションチューブの10mmを使うと、コンデジの「スーパーマクロ撮影」並みのドアップです。ここまでは手持ちでも撮影できますが…
「10mm+16mm」だと、もう大変です。手振れとピント外しの大量発生です。本当のマクロ撮影並みに三脚を使う必要がありそうです。今月のコスモスは撮影の練習みたいなもので、本チャンは来春の「桜」です。撮りたかったものが撮れるかもしれません。