ハイキングや歩き旅で使う撮影機材に悩む日々です。最適解を求めるために近場でいくつかの組み合わせを試しました。
歩き旅愛知編瀬戸&春日井エリア
E-PL7 + M.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6
ハイキングの時は風景を広く撮りたいため超広角レンズが役に立ちますが、「9-18mm」の難点は撮るときにズームリングを回す必要があり、さらに撮らないときもズームリングを回して収納させる必要があるのです。レンズを収納させなければ邪魔です。
近場の秘境ハイキング「王滝渓谷」
E-PL7 + LUMIX G VARIO 12-32mm F3.5-5.6 ASPH. MEGA O.I.S.
超コンパクトで写りもそこそこ良いレンズですが、これも携帯性重視の沈胴式レンズです。ひと手間掛かるという点は、歩きながらの撮影には結構大きなデメリットになります。特に両手を使うという点がダメです。
歩き旅東海道編「藤川宿~池鯉鮒宿」
E-PL7 + M.ZUIKO DIGITAL 17mm F2.8
E-P1とセットで購入した「17mm F2.8」は購入当初こそ「これは良い!」と気に入っていましたが、つぶしが利かない単焦点では旅で使う機会は皆無でした。しかしながら、画角を把握していればカメラを構える前に撮れる絵が分かります。「あえて単焦点」を使うのもアリかなと気持ちが傾いてきました。
携帯性を多少妥協すれば万能セットの「E-M5 MarkII + 12-100mmPRO」で良いのですが、撮る時間より歩く時間が圧倒的に長い場合は携帯性が重要です。
「藤川宿~池鯉鮒宿」の区間だけでも「M.ZUIKO DIGITAL 17mm F2.8 だとちょっと画角が狭いな」と感じることが何回かあったため、携帯性最重視でポチッしました。
LUMIX G 14mm F2.5 II ASPH.
撮影機材に関しては金銭感覚がおかしくなるもので「実売3万円ならいいか」と衝動買いみたいになります。
パンケーキレンズのそろい踏みです。
ざっくりと厚さ比較。左から「M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZ」「M.ZUIKO DIGITAL 17mm F2.8」「LUMIX G VARIO 12-32mm F3.5-5.6 ASPH. MEGA O.I.S.」「LUMIX G 14mm F2.5 II ASPH.」です。「14mm F2.5」は最軽量だけでなく最薄レンズです。
「E-PL7 + 14mm F2.5」の厚みは実測で約58mmです。実は薄さ最優先で「FUJI XF10」を買おうか悩みました。「XF10」はAPS-C機なのに41.0mmしかありません。重量も約280gですから、歩き旅に最適です。軽く小さくするために必要最低限の機能に絞り込んだ「XF10」には「手振れ補正」がありません。「28mm画角なのに手振れ補正はいるのか?」ですが、要ります。スナップ専科の機材が「良いレンズ+大きいセンサー」なら手振れ補正は必須です。スナップ専科なら、三脚どころか、じっくり構えて撮るなどしません。
「GR」同様に「XF10」に手振れ補正が搭載されていないため、だったら「E-PL7」をスナップシューターにしてみようというわけで換算28mm画角になる「LUMIX G 14mm F2.5 II ASPH.」購入したわけです。
いくら軽いレンズでもボディがそこそこ重いため「E-PL7 + 14mm F2.5」で411gです。300gを切るのが理想的ですが、仕方ありません。
歩いている間はいつでも撮影できるようにレンズキャップは外しています。ところが「17mm F2.8」を使った時は、レンズがいつのまにか汚れていました。残念ながら「14mm F2.5」にもフードが添付されていません。
Amazonで探してみると「14mm F2.5」用のカッコいい金属製フード「JJC LH-46GF」が見つかりました。
このフードには55mmのフィルターを装着できます。予定外だったので少し得した気分でしたが…
PLフィルターを装着して撮影してみました。
f/2.5 1/2000秒 ISO200 焦点距離14mm
f/8 1/125秒 ISO200 焦点距離14mm
焦点距離14mmでf8まで絞っても廉価版のコンデジより背景がボケますね。
f/4 1/250秒 ISO200 焦点距離14mm
約3万円のレンズですが単焦点ゆえか、なかなか良い写りをします。これなら歩き旅に使えます。
帰宅してから写真をチェックしてみると「なんじゃこりゃ」となりました。
左上に変なものが写っています。これは不良品なんだろうか…
このカットを微妙に構図を変えて何枚も撮りました。撮った方角によって変なものが少し変化します。まてよ…
はい、カッコ良いフードにはスリットがあるため、フードの前面にフィルターを装着するとスリットから入った光がフィルターの裏面に反射して写り込むのです。ということで、フードにフィルターを装着できるからといって装着してはダメです。
「GR」や「XF10」に比べたら「E-PL7 + 14mm F2.5」は少し重いですが、ストラップが両吊りですので、首からぶら下げて歩くのなら重量差が誤差の範囲でしょうか。さすがにウエストバッグに収納すると重さを感じます。
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