過去に何度も絶滅の危機にさらされた無量寿寺のカキツバタですが、保存会の皆さんの尽力で今まで何とか持ちこたえてきました。しかし、今年の3月下旬に「土壌汚染で生育不良のため、かきつばたまつり開催見送り」と報道されました。
「無量寿寺のカキツバタ」を見に行くというのは、GW期間に用事がない年の恒例行事ですが今年はそれすら無くなってしまいました。藤の花も例年より10日も早く終わってしまい、1歩も外に出ないGWになりそうでしたが、5月2日の新聞記事に「市や地元の保存会が土の入れ替えなど再生に取り組み、今年は多くの池で4月中頃から花が咲き始めました」と書かれていたため見に行くことにしました。
もちろん撮影が目的です。
「12-100mm PRO」で近くを撮るとこんな感じですが…
フォーサーズアダプターを使って「ZUIKO DIGITAL ED 50mm F2.0 Macro」で撮ると「いかにもマクロレンズ!」という感じになります。
7月の北海道は風景撮りがメインになるため「M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO」と「M.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6」を持っていきますが、マクロレンズとの差を見ておきます。
全盛期に比べてしまうと残念な雰囲気がしますが、持ちこたえてくれたことに価値があります。数年掛けて復活していくかもしれません。
全体的に閑散としていますが少しでも良い感じになるように探します。
「12-100mm PRO」のテレ端100mm(換算200mm画角)絞りf4なら風景として撮ればまあまあでしょうか。
このカキツバタ園で「白いカキツバタ」を見たことがないので、これも土壌汚染の影響でしょうか。完全なる白ではなく紫が脱色しているように見えます。
換算100mm画角の中望遠レンズの役目も持つ「50mmマクロ」絞りf2での撮影は相変わらず切れ味が素晴らしいです。
「本日の1枚」です。
「12-100mm PRO」は撮影旅行に最適なオールラウンダーですので、すべてを求めるのは酷というものです。少しでも荷物を減らしたい「撮影自転車旅行」の場合は、軽いけど写りは少し我慢の「M.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm F4.0-5.6」、少し重いけど写りは妥協しない「M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO」の二者択一ですので、イメージしたものの80%撮ることができれば十分です。