自転車遊びの当初は撮影も楽しんでいたため撮影機材は「E-3 + レンズ数本」でした。しかし、走行距離が延びるにつれて機材が変わっていき、軽さと写りの妥協点を探すことになります。「ブロンプトンの旅」では「ウエストバッグに収まるもの」が選択肢になり、それを満たすデジカメを買っていきました。
RICOH GX200
FUJIFILM X10
Panasonic DMC-LF1
CANON PowerShot G9X
旅のお供として購入しても出番が殆ど無かった「OLYMPUS PEN E-P1」を軽量版の「OLYMPUS PEN E-PL7」に交代させて、「ブロンプトンの旅」で使ってみましたが、小型のミラーレスといえどもレンズが邪魔になります。そこで、電動式パンケーキズームレンズ「M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZ SLV」を購入して実際に自転車旅で試してみましたが、写りに納得はいきませんでした。
旅の準備で最後まで悩むのが撮影機材ですが、悩んだ挙句「G9Xで良いか」となるのが最近のパターンです。しかし、屋久島トレッキングの時に「E-PL7を持ってくれば良かったかな」と何度も感じたことで「機材を大量に処分したけど再び買うか」と「買っても使うことがあるのか?」が交互にやってきます。
そして…
7月の北海道自転車旅の計画作りに入りました。
2013年の「旭川~稚内~網走」の時に立ち寄る予定だった「礼文島・利尻島」に行くことが今回の目的です。前回は「日本一周のついで」ということもあって、島には少しだけ立ち寄る程度の計画でしたが、「日本一周」が完了した後は「たくさん走る」必要がなくなったため「トレッキング」に時間を費やすことができます。美瑛・富良野には何回訪れても飽きないため、復路のフライトは旭川空港を選択。
稚内から富良野まで自走して最終日は美瑛をぶらぶらという計画を立ててみましたが、都合が良い場所に宿があるわけでないため、稚内から途中の宿まで160km走る必要があります。さらに翌日は150kmほど。これでは「撮影機材は諦めるか」となってしまいます。
たくさん走る必要をなくせば良いわけで、稚内から富良野までの自走をバッサリとカットしてワープします。「礼文島・利尻島・美瑛・富良野」に絞り込めば、必然的に「撮影を楽しみたい」となります。
ということで、「G9X」の代わりに何か無いものかと目を付けていた「TX2」にしようかと思ったものの「G9Xの望遠側が伸びたやつ」という立ち位置に変わりはなく、あくまでもコンデジです。
「E-PL7」の出番を増やすためには…
物色すること1時間でポチッしたものは
「M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO」
ワクワクする撮影機材を久しぶりに手に入れました。自転車遊びで忙しくなってから買ってきたものは「必要だからあくまでも道具としての機材」でしたが、「12-100mm PRO」は完全なる趣味ものです。
レンズ保護用フィルターもケチらず、撥水・撥油コーティングの「Kenko レンズフィルター PRO1D Lotus プロテクター 72mm」を購入。
フィルター込みの重量は、641gあります。
今まで使ってきた便利ズーム「14-150mm」は、304gです。自転車旅の荷物の総重量から見れば僅か337gですが、気軽に持ち運べるのかは別問題です。
4月29日
10年前までのデジカメ遊びを趣味にしていた時は、新しい機材を買ったら試し撮りのために通っていた場所があります。久しぶりにそこへ行きますが、運搬方法の確認も兼ねて自転車で行きます。
「12-100mm PRO」のファーストカットは伊賀八幡宮の近くです。
続いて岡崎公園に立ち寄ってみました。1週間前に満開になったばかりの藤の花ですが、既に残念な状態になっています。通常なら1枚も撮らずに撤収するところですが、今日は試し撮りが目的ですので構図を探します。
噂通りに背景ボケが綺麗です。
前ボケも試してみますが、こちらも「PROレンズ」に相応しく綺麗です。
汗だくになりながらやってきました安城デンパーク。久しぶりすぎて前回入園したのがいつだったのか思い出せません。
「ボディを活かせるレンズ」「レンズを活かせるボディ」というように、いきなり「E-PL7」では辛いかというケースです。「めしべ」にピントを合わせることができません。
背景がなだらかにボケるのが分かります。
私の撮影パターンの「主題と副題」です。これなら「E-PL7」でも十分です。
「コンデジでもいいじゃん」というケースでも、石像がはっきりくっきり写るので違いはあります。
花撮影には厳しい条件ですが、全く問題ありません。
久しぶりに撮影を楽しんでいます。
10年前までは当たり前のように撮れていたものですが、自転車遊びのために撮影機材を軽く小さくを最優先にしてきました。
さっと撮ったため逆光気味ですが、全く問題ありません。
このレンズで撮れば撮るほど「OM-D E-M1 Mark II」が欲しくなってきます。勢いで買うわけにはいかないため、「7月の礼文島・利尻島・美瑛・富良野の結果次第で」と自分を納得させます。現時点でも重さを気にする必要がないのなら「E-3 + ライカD 14-150mm」で良いわけで。
オリンパスの「PRO」は写りが非常に良い割りには高額というわけではないので、「C社のLを買い揃えるなんて絶対無理」という人にはベストな選択肢です。