「夏祭りを舞台にモデル撮影会」というのも“観光撮影会”の定番ですが、主催者側としては“祭り”をアピールするためのイベントとして撮影会を開催しているのでしょうが、参加しているカメラマンさんたちは何を思って参加しているのでしょうか。数年間あちこちの“観光撮影会”に類するものに参加させてもらいましたが、なんとなく違和感がありました。本来の主役であるはずの「祭り会場」とか「花」をさておいて、激混み&自由度なしの状態で「華」狙いで撮っても楽しいのでしょうか。私は制約が多い中“雰囲気”が伝わるような写真を撮りたいと取り組んできましたが、数をこなせば撮れるようになるのも当たり前で、どんな状況でもある程度の収穫物は残せます。
そこで、「できることをやっても面白くない」ため、今年は趣向を変えて取り組むことにしています。
愛知県の「七夕祭り」としては「安城」と「一宮」が有名ですが、近場の安城では当たり前過ぎて“観光旅行”という雰囲気を作り辛いことと、安城の七夕は初日から訪問客が多過ぎて「モデル撮影」の障害になります。
ということで、一宮の七夕祭りを舞台に「モデル撮影」に取り組みますが、ポートレートではなく「七夕祭りを楽しむ」が伝わるような記念写真です。
撮影日: 2009年7月23日
撮影地: 一宮市 七夕祭り会場
撮影機材: OLYMPUS PEN E-P1 + M.ZUIKO DIGITAL 17mm F2.8
撮影機材: OLYMPUS E-510 + ライカD25mm + ZD8mm + FL-50
今日から一宮の七夕祭りが始まります。
出店も準備万端で観光客を待っていますよ。
今年も飾り付けがいろいろと工夫されていますね。
一宮真清田神社をお参りにしているお嬢さんは…
はい、さつきさんです。
浴衣が七夕祭りにマッチして良い感じですね。私はこの色合いが好きです。
厄払いで火の輪をくぐりますが、熱そうですねぇ。大丈夫?
一宮真清田神社と七夕飾りを背景に、記念写真をパチリ。
今日は雨雲も漂う微妙な天候ですので、“光”が難しいです。
曇り空なのに蒸し暑いですね。カキ氷屋さんで一休み。(安くて美味しくて店内が涼しい)
ここのカキ氷はお勧めだよ~
今年のメインの飾り付けは“歌舞伎”ですね。なかなか豪華な作り物です。
浴衣をチェンジ。夕方頃から七夕祭りを散策するのに似合いそうです。
アンパンマンの飾りの下で「うわ~い。楽しいなぁ」と元気いっぱい。ここでは魚眼レンズを使って、“動”を表現してみました。
魚眼レンズも使いようによっては人物撮影を楽しめます。
今日は観光旅行の“記念写真”を楽しみながら撮っています。
祭りには「金魚すくい」が定番でしょうか。予想に反して、ものすごく上手い。「金魚すくい選手権」みたいなものがあったら出場するといいかも。
こんなに捕れちゃいました~。おみごと。
そろそろ帰ろうか…
涼しい風が吹いてきたね。
ラストカット「楽しかった七夕祭り」という雰囲気で。
以上が「一宮七夕祭り」を舞台として観光旅行風の記念写真です。自分の娘とか彼女と七夕祭りに出かけた時の参考にしてもらえれば幸いです。