2008年11月21日

岩屋堂の紅葉

お散歩カメラ「RICOH GX200」単発でどこまで使えるのかですが、今日は瀬戸市「岩屋堂公園」の“紅葉狩り”で試してみることにしました。昨日の豊田市小原地区「四季桜」では自転車での移動ということもあって“撮影”にあまり集中できなかったため、今日は純粋に観光目的で訪問した時の実用度のチェックとなります。


換算24mm画角での撮影でも歪みは許容範囲です。(「ディストーション補正」は使用せず)

「岩屋堂公園」には岩屋橋の手前から奥に掛けてあちこち駐車場があるのですが、有料or無料どちらなのか看板をチェックしながら進みましょう。有料の場合は「有料駐車場」の看板があります。逆に無料がどこなのか分かりにくいです。私が見た限り無料駐車場は3箇所あったようですが、良く分かりません。誘導のオジさんオバさんが立っていたら有料だと思えばいいのかも。


ということで、まだ時間帯が早かったことが幸いして運良く(偶然?)無料駐車場に停めることができ、ここから紅葉撮影スタートです。

以下の撮影条件は、ISO感度“64”固定、WB“晴天”固定、JPEGファイン、絞り優先。


偶然にも今朝の情報番組で「岩屋堂公園の紅葉」を紹介していましたが、まさに今が見頃になっています。今週末に訪問する人がいっきに増えるかもしれませんね。


GX200は意外にも踏ん張りが利くかもしれません。


GX200の場合は何枚もカシャカシャ撮るような雰囲気ではないため、1カット1枚が基本になりますね。「VF-1」がそうさせているのかも知れませんが、不思議と一枚一枚丁寧に撮っているような気がします。

岩屋堂の由来
紳亀二年(725)名僧行基が当地に来て岩草庵を結び、この岩窟内で三体の仏像を彫刻し、時の聖武天皇の病気平穏を祈願した霊跡であり、一体の薬師瑠璃光如来を本尊として、岩屋山薬師堂が建立され諸堂を完備し信仰をあつめている。小鳥たちも宝前に木の実を供えたといい鳥原という地名の由来がある。


岩窟内は非常に暗いため、ここだけはISO感度をAUTOに設定。結果的に、f2.5、1/3秒、ISO154ですので、結構ギリギリまで踏ん張りますね。さすが拘りのデジカメといったところでしょうか。


暁明ヶ滝
f5.5、1/13秒、ISO64、-0.7補正、50mm画角
三脚があればもう少しシャッター速度を落としたいところです。
意外にも中央の虹色は僅かですが写っています。


宝珠寺
ガラスに反射する真っ赤なモミジを撮ってみました。


f3.6、1/203秒、ISO64、-0.3補正、24mm画角
こういう場合は「24mm画角」は役に立ちます。


f4.4、1/30秒、ISO64、-0.3補正、72mm画角
やはりGX200は風景撮りカメラかもしれませんね。今時のコンデジには珍しくAFが激遅ですが、それゆえにじっくり撮る気にもなります。


水面に反射する紅葉を撮るのは定番ですね。コンデジ使いもデシイチ使いも皆さんやっていました。


まさに紅葉という感じですね。でも青空で無かったのは残念。日差しは照るのですが…


「紅葉と赤い橋」は定番であり、絵になりますね。これからは激混みの「香嵐渓」を避けてこちらで紅葉狩りを楽しむ観光客が増えるかもしれません。


GX200も良い感じの赤みを表現しますね。このクラスのコンデジなら十分に“カメラ”として使えます。

くれないはし


橋の両側の景色を撮影しました。


「瀬戸大滝」手前の休憩所。


滝は枯れていました…


大きな四季桜が一本ありました。


「鳥原川砂防ダム」まで歩きましたが、こんな雰囲気です。通常は行く必要はないかも…


川の南側を歩いて「岩屋堂公園」に戻ります。今日は他では見かけることが無いようなカメラを何台も見かけました。携帯で撮っている人の前方のお爺さんのカメラはすごい。平日の午前中ということもあってか、撮影目的の人の機材は気合が入ったものばかりです。コンデシの割合が非常に少なく、殆どの人がデジイチを使用、そしてライカ(本物ですよ)などのレンジファインダーを使っているお爺さんも…


なかなかの紅葉スポットだと思いますよ。ライトアップもされているみたいですので、夜間も綺麗かもしれませんね。


「岩屋堂公園」にある大きなイチョウの木。
青空が見えていますね。ほんと今日は気まぐれな晴天日です。


川の水量が少ないため、こんなことをやってみました。

「岩屋堂公園」から駐車場へは“散策コース”を使ってみましたが、“散策”とは思えないルートでした…

でもゴール間際で大きなモミジの木を見れたので疲れも吹っ飛びました。

今日は約2時間の紅葉狩り&撮影でしたが、平日の午前中ということもあってか、人混みは全くなく、十分に紅葉を堪能できました。

昨日は単に記録目的たったため意識しませんでしたが、今日使ってみて改めて「RICOH GX200」は「Powershot G7」同様に十分に使えるカメラだなぁという印象を受けました。中途半端な光学ファインダーだったG7よりは、視野率100%のGX200のチルト式液晶ビューファインダー(VF-1)は風景撮りに大いに役に立ちます。

ということで「デジタル一眼レフじゃなければ表現できない」という場合を除けば、風景撮りにおいてGX200は十分に活躍できると思います。

本日の撮影機材 : RICOH GX200