選抜高等学校野球大会(春の甲子園)の真っ最中ですが、愛知県でも春季大会が開催されています。そこで地元の高校の応援を兼ねて「E-3」でスポーツ撮影に挑戦してみました。
撮影機材 : OLYMPUS E-3 + ZD50-200mm
ピッチングを連写撮影してみた。分かっていたことですが、コマ不足です。
(これは30Dでも同様ですが)
タイミングを微妙にずらして何度か連写してみればイメージするカットが撮れるかもしれません。
定番の盗塁シーンですが…
事前にセカンドベースへピント合わせしておきましたが、明らかに後ピンです。
テレ端で比較的小さいものに合わせようとすると、後ピンになりやすいところはE-510と変わりません。
AF後にMFで微調整しておいた場合は…
盗塁シーンではありませんが、ピントはキッチリきています。
内野ゴロをさばくシーンを撮りたくてもAFが全然間に合いません。
ということで、この手のシーンを撮ることは不可能です。
ピントが合うのを待っていると…
もうスローイングしていました。二塁手にピントがいっているし…
焦点距離を150mmにして、サードベースにピントを合わせてみると…
若干の後ピンですが、許容範囲に収まっているかと思います。
で、サードへの盗塁シーンを撮ってみたところ…
まあまあ、良い感じに撮れました。
さて、バッティングシーンですが…
気のせいかもしれませんが、「EOS 30D」に比べるとタイミングが取り難いです。
今回は、撮り始めてすぐに「あ~これはダメだ」と半分諦めモードに入ってしまったので、全く気合が入りませんでした。スポーツ系への適用度としては「OLYMPUS E-1」からそれほど進化していないというのが正直な感想です。ピントは全て「置きピン」が必要、ベースにはピントが合い難いため「MFで微調整」、突然やってくるシャッターチャンスを撮ることは不可能。
ということで、あくまでも個人的な見解としては「『OLYMPUS E-3』はスポーツ系に使えない」ということになります。私にはスポーツ系の撮影のために「EOS 30D」があるので、ムリしてまで「E-3」をスポーツ系で使う必要はありませんが…
追記.
夏の大会で再び「E-3」を試してみたところ…
「E3 + ZD50-200mm + EC-20」の場合、合算F値がF7になりますが、AFが機能します。不思議なことにベースにもピントが合うようになります。