過去に十数台のデジカメを購入してきたが「これはハズレた!」と思えたものは…
「DiMAGE X1」である。
購入時にケチがついた上に、これほど私の使い方に合わないデジカメは他には無かった。
「DiMAGE X1」よりも低機能のデジカメも使ったことはあるが、それは価格相応のモノであり「まあこんなものだろう」と最初から期待していなかった為、「ハズレ!」とは思うことは無かった。
しかし、「DiMAGE X1」は40000円オーバーの代物であるからして、それなりに期待はするというもの。購入して1ヶ月もしないうちに「こんなもの売っぱらってやる!」と思ったのだが、「コニカミノルタがカメラ事業から完全撤退」と報道された途端に販売価格も下取り価格も大暴落である。42800円で購入したものが、たった一ヶ月で3万円未満で販売されるようになり、愕然とした。こうなったらとことん「こんなもの使えない」に付き合ってやろうとムリに使ってみたのだが、PIE2006の一件で「DiMAGE X1」に見切りをつけた。
さて、春はデジカメのトレードの時期である(私の場合は)。実は「DiMAGE X1」の代わりの機種をどれにしようか「DiMAGE X1」を購入した直後から考えていた。最有力候補はSONYの「T9」だろうか。
でも、あえてSONYのデジカメは買わないことに決めている。(SONYが嫌いというわけではない。私も昔はSONY信者であった。)
春まで待てば…
と待っていたらPanasonicの「FX01」が登場。これにチェンジが妥当だろうか。でもなんか面白みに欠ける。ただチェンジしただけじゃ…。とりあえず実物をいじくってみても「こんなもんだろうなぁ」程度の感想を持つのみ。
そんな矢先、CANONからコンパクトデジカメの大本命「IXY DIGITAL 800 IS」が登場。「これはいいねぇ。やっはり最後はIXY DIGITALだよねぇ。」と最有力候補に躍り出る。PIE2006で実物をいじくってみたところ、かなり良い感じ。マクロモードがショボすぎるのが難点だが、この際それには目をつむろう。ここで「IXY DIGITAL 800 IS に決まり!」となったわけだが、なんと発売日が4月中旬とは…今手に入らないのならこの案は保留である。
単純に「DiMAGE X1」の代わりを探すだけならば「IXY DIGITAL 800 IS」で決定だが、私の場合は単発で決められるわけではないのである。今回は「COOLPIX8800」もトレード要因としてあげてある。
「D70s + VR18-200mm」の登場で「COOLPIX8800」の出番は殆ど無く、激混みのイベント会場でカメラを頭上に持ち上げて撮る場合のみに活躍する。当初は順当に「COOLPIX8800( +「E-300」)」は「E-330」とのトレードを考えていたが、「E-330」に交換した場合には致命的な欠点が発生する。それは「手振れ補正」である。Eシリーズには手振れ補正付きレンズが存在しないため、「E-330」を「COOLPIX8800」のような使い方ができないのである。でも、スナップカメラとして購入した「COOLPIX8800」が、立場的に微妙な位置づけにあるのも事実。
ここで話を「DiMAGE X1」に戻すが、このクラスのカメラは「小さい」ことにメリットがある。しかし、「小さい」ことを優先するのならば携帯電話でも良いのではと最近思うようになった。「μ-30はブレやすい」を前例に、小さすぎることがデメリットとなることが多く、カメラとしては使い辛い。「DiMAGE X1」では小さすぎ、「COOLPIX8800」では大きすぎる。ならば両者の中間に位置するデジカメはなんだろうか…
はい、ありました。
キャッコピーが「旅カメラ」というコンセプトが明確になっている「DMC-TZ1」がそれだ。
ということで今年のトレード構想ができあがった。実は「30D」を購入した日に「DMC-TZ1」も注文しました。
以下、26日の「DMC-TZ1」購入録。
24日が発売日だった「DMC-TZ1」を“買う買うモード100%”でコンプマートへ出向く。コンプマートのポイントが結構溜まっており、有効期限が迫っている分もあるため、どうしても今月中に何か買う必要があった。
めぼしいモノが何も無ければ、DVD-Rを大量に買うしかないと思いつつ、デジカメ売り場をウロウロ。
「TZ1がないジャン」
店員を捕まえてTZ1のことを聞くと「何ですかそれ?」という雰囲気。やれやれ。24日に発売になった新製品であることを告げると、カタログを見ながら電卓をはじく。「44800円です」と予想通りの返答。ここで、「ジョーシンなら44800円でポイント10%付き、キタムラなら38500円」と告げると何やら他の店員と相談しだした。これでどうでしょうかと出された価格の端数を切らせて40000円ジャストで手を打つ。
ここで下取り品の査定をしてもらうが…
「μ-30」が4760円、「X1」が12000円…
「μ-30」はともかく、11月に購入した「DiMAGE X1」がたったの12000円とは哀しすぎ。ポイントを全て使い、下取りも合わせて、追金は8000円弱であった。
今回のトレード結果
OUT
「μ-30」、「DiMAGE X1」、「COOLPIX8800」、「VR24-120mm」
IN
「DMC-TZ1」、「EOS 30D」、「70-300mmIS」
今シーズンは「旅カメラ」と「連写マシーン」で遊べそうです。