昨年は台風の影響で土曜日の予選が中止になり、「初めてのF1撮影」がもろくも崩れ去ったが、「今年こそは!」と祈りと気合を込めてこの日を待った。
決勝レース日の帰りが悲惨な状況になることは有名で、とても自分の運転で帰りたくない。公共交通機関を使ったとしてもどうにもならないようで、こうなったら最後の手段「決勝レース観戦バスツアー」を使うことにした。ツアーには「3日間通し券」が含まれているため、抽選で当たる「特別ピットウォーク」に申し込んだところ幸運にも当選。
他の諸事情もあって鈴鹿への出撃は予選走行日を除いて、「木曜日の特別ピットウォーク」、「金曜日のフリー走行」、「日曜日の決勝レース」となった。
木曜日に開催される「特別ピットウォーク」であるが、駐車場の状況がイマイチ把握できないため、公共交通機関を利用。電車やバスの混み具合も不明であるため「軽装備」で出撃する必要があり、撮影機材は「D70s」のみとなった。
ジョーダン・グランプリ
ミナルディF1チーム
パナソニック・トヨタ・レーシング
レッドブル・レーシング
ザウバー・ペトロナス
チーム・マクラーレン・メルセデス
BMWウイリアムF1チーム
マイルドセブン・ルノーF1チーム
ラッキーストライク・BARホンダ
スクーデリア・フェラーリ・マールボロ
etc
スーパーGTなどとは明らかに客層が違うことを初日から実感。
ピットロードを歩けるだけで嬉しがったり、遠くからであるがF1を見ることができただけで大盛り上がりである。
よって、写真をバシャバシャ撮るような人は殆ど居なくて、2枚程度記念写真を撮った後、ずっと作業風景を眺めている人が多い。
最前列でいつまでも陣取られてはジャマであるが、ただボーと眺めている人が多いためか、割りかと最前列への突撃は可能であった。これはD70sだけという軽装備であることが幸いしているが。
撮影機材: NIKON D70s
フリー走行が始まる金曜日からが本格的な「F1デー」となるが、昨日の「おまけの日」で既に駐車場が満車状態であった。よって本日も公共交通機関を利用となり、撮影機材も厳選せざるを得ない。悩んだ挙句「E-1 + ZD50-200mm」と「D70s」とした。
さて現地入りするとフリー走行日の金曜日でもイベント広場は大いに賑わっていた。開場時刻直後でもキャンギャルandコンパニオンさんたちが居たので「さすがF1!」と少し気分がアップ。
30分ほどウロウロして直ぐに逆バンクへ移動して、すかさず朝食タイムである。
午前のフリー走行終了後、再びイベント広場を30分ほどウロウロしたのち撤収。
撮影機材: NIKON D70s
フリー走行の撮影場所は、“いつもの”逆バンクである。初めて撮る被写体であるからして、撮り慣れた場所で撮ることが最善策。
逆バンクといっても結構いろんな角度から撮れるもので、まずは土手の一番下から真正面から向かってくるF1撮影。ここは撮影しなくても間近で迫ってくるF1を見ているだけで迫力満点、かなり感動します。ただ、最適な撮影ポイントは非常に限られているため、通い慣れている人しかそのポイントは見つからないと思う。
ミナルディF1チーム
ジョーダン・グランプリ
パナソニック・トヨタ・レーシング
レッドブル・レーシング
ザウバー・ペトロナス
フリー走行タイムは1時間しかないため、15分ほどで撮影場所を変える。2箇所目は「初心者が逆バンクで撮るならここ」という定番中の定番の場所であるが、当然の如く既に激戦区となっていた。隙間を探して撮影場所を確保。
再び15分ほどで移動。3箇所目は4箇所目に予定している場所との中間地点とした。人混みを避けて撮れるようなブロックがたまたまた一つだけ空いていた為であるが。
10分ほどで4箇所目の場所へ移動。最終撮影は「逆バンクへ進入するF1の後姿」を撮ることができる場所である。(2005スーパー耐久鈴鹿を撮影したときに見つけた良い角度)
F1のスピードにE-1のAFが追いつけないのことは明白であったため全て“置きピン”での撮影。被写界深度を稼ぐため、ISO感度を上げて絞り込むことにした。
チーム・マクラーレン・メルセデス
BMWウイリアムF1チーム
マイルドセブン・ルノーF1チーム
ラッキーストライク・BARホンダ
スクーデリア・フェラーリ・マールボロ
初めてのF1撮影がどうなるのか心配したが、通いなれた撮影地であることと、過去にいろんな流し撮りに挑戦した事が幸いして、予想よりもかなり上手く撮れたカナ。
資金繰りの問題から「自由席での撮影」という制約があるため、来年は「ヘアピン」で撮影してみたいと思う。
撮影機材: OLYMPUS E-1
いよいよ「決勝レース」である。「観戦バスツアー」のため撮影装備には余裕を持てるが、たぶん観戦客が多すぎて撮影なんかまともにできないだろう。そこで撮影よりも観戦するための装備に重きを置き、撮影機材は「COOLPIX8800」と「μ-30」とした。
「決勝レースは純粋に観戦」のつもりであったが、撮影の虫がウズウズしてきてついついカメラを構えてしまった。自由席では目の前に起きている状況がさっぱり分からず、とにかく爆速のF1が目の前を通り過ぎるのみであるため、はっきり言って「暇」です。
暇つぶしという訳ではないが、遊びでCOOLPIX8800で撮ってみた。遊びといえど撮るからには結果を残したいと頑張ってみるが、いきなり飛び出してくるF1をEVFで捉えるのは至難の業です。途中からV10サウンドを頼りに“流し”始めるタイミングを取ってみた。
苦労した割には「記念写真」程度のものしか撮れなかったのは残念無念。はっきり言ってCOOLPIX8800で撮ろうなんて思わないほうが精神的によろしい。
どうせ「記念写真」でいいのなら、μ-30で撮るほうが遥かに簡単であった。今となっては殆どの人が使わないであろう「コンパクトデジの光学ファインダー」であるが、“流し撮り”には大いに役に立つ。
撮影機材: OLYMPUS μ-30
決勝日のサーキットへの入場の列(信じられないほどの大行列)
KDDIの三人娘(三日間お疲れ様でした)
コンパニオンさん
KDDIのブースはいつも大盛況
トークショーその1
トークショーその2
トークショーその3
サーキットのいたるところに人の山
スプーンカーブまで探しに行ったが観戦場所が全然ない。130Rも満席状態であったが隙間からなんとか。
μ-30で流し撮りしてみました(フェラーリ)。バックスストレッチを約300km/hで爆走した後、130Rをあっという間に通り過ぎます。
μ-30で流し撮りしてみました(BARホンダ)。180度全方向視界が開けているわけではなく、観客の隙間から流し撮りするのは至難の業です。
μ-30で流し撮りしてみました(ザウバー)。ひとつ前の世代のコンパクトデジカメは光学ファインダーが付いているので、デジ一眼のような感覚で流し撮りができます。
撮影機材: NIKON COOLPIX8800
ドライバーズパレード
ガンバレ!琢磨
フォーメーションラップ
ラルフvsバトン
ラルフ・シューマッハー
ヤルノ・トゥルーリ
ミハエル・シューマッハー
キミ・ライコネン
追われる皇帝
撮影機材: NIKON COOLPIX8800
レース終了後のイベント広場