2004年11月21日

2004GT鈴鹿300km

予選日

いつも通り7時出発…のはずでしたが“竜太君”が現れません。5分ほど待ってから電話してみると「今起きました」と慌てている様子。社員旅行の疲れが残っているのでしょう。

今日の撮影はGTカーがメインです。今シーズンの“流し撮り”の集大成のつもりで気合を入れて撮影、ひたすら撮影。

GT予選日1

GT予選日2

GT予選日3

午前の部は「第2コーナー」の立ち上がりで撮影。ここからの景色を眺めてみたら、第1コーナーから第2コーナーまでの繋ぎの部分を「アドバン」の看板を背景に良い感じで流せそう、そして第2コーナーからの立ち上がりをドアップで撮影、そのままS字コーナーの攻め合い、最後に逆バンクへ向かう遠景、という感じで一度で4カットも撮れるオイシイ撮影場所であることを発見。

今日のために購入したストレージへ撮影したファイルを全て転送。いやはや便利なものです。これがあればノートPCを持ち歩かなくて良いのだから助かります。

今日は「ピットウォーク」には参加しない。新しい撮影機材があるわけではないので「ネーチャン系」の撮影をする意義がない。ただし、イメージガールズの“番ことみ”ちゃんだけは撮っておきたかったため、ミニライブだけは撮影。

GT予選日4

午後は「夕日に染まるGTカー」を撮るためにヘアピンカーブへ向かう。

そして予選終了までひたすら激写。

今日は殆どが縦位置での撮影であり、その縦位置での撮影をいかに無理なくやるかが最初の課題であった。手持ちではブレが置きやすい上、疲労も大きい。一脚を普通に使うと動きに節約が出て上手く撮れない。一脚を使いつつ、動きに制約がされない、疲労も抑えられるという撮影スタイルを探し出すのに試行錯誤したが、なんとか見つかり、最後まで快調に撮影ができた。一つ目の課題はこれでクリア。

縦位置での1/30秒の流し撮りをPokka1000kmの時から試していて、今回でかなり成功率が高くなった。「縦位置での流し撮り」もほぼクリア。

「風景としての流し撮り」もいくつか試してみたが、完璧とはいかないまでもGTカーの背景に何を持ってくるか考えられるようになったことで、とりあえずはクリア。

そして最後の「夕日とGTカー」であるが、最終目標である「夕日に向かうGTカー」を撮ることはヘアピンでもムリであることが撮影早々に分かったのだが、今更移動してもタイムロスであるし、慣れない場所からの撮影では失敗する可能性が高い。ということでヘアピンでの撮影で出来る限り一番良い感じの「絵」になるようにイメージを持ちつつ撮影を続け、“結果オーライ”みたいなものだが、今シーズンの集大成ともいえる“会心の一枚”が撮れた。

GT予選日5

GT予選日6

はっきり言って燃え尽きました。今シーズンの“流し撮り”はこれにて完了です。

明日はのんびりレース観戦するだけです。

撮影機材: OLYMPUS E-1


決勝レース日

昨夜、「夕日に染まるGTカー」を眺めていたら決勝レースは観なくてもいいかと思いつつ、早朝から鈴鹿へ出撃。気が入らないのに早朝から出撃した理由は、少しでも早く行かなければ大渋滞に巻き込まれることと駐車場の確保が困難であるためである。

GT決勝日1

現地入りしてとにかく意気消沈。人が多すぎです。どこもめちゃめちゃ混んでいてウロウロする気が起きません。レース開始までの5時間、暇つぶしにほんと苦労します。することが特に無く、遊びで例の2階からイベントステージを撮るくらい。撮ってもつまらないから即効で削除。ただ、むやみに撮るだけじゃ意味が無いので、ステージまでストロボ光を飛ばすにはどうしたらいいのか、いろいろと試してみた。

GT決勝日2

そのまま撮るとストロボ光が届くわけがありません。ガイドナンバー“50”、絞り開放F3.5、ISO100だと約14mで全然ダメ。ISO400なら約28mになるため届くかもと思うのだが、シャッター速度が高すぎるため同調速度を高めるスーパーFPモードになってしまい全然届きません。TTL-AUTOにすると1/160秒に固定されてしまい、完璧に露出オーバー。それに合わせて絞ってみれば当然届きません。つまりは絞り開放F3.5、シャッター速度1/160、ISO感度400での撮影ができれば一番遠くまでストロボ光が飛び、ステージまでの距離が約25mくらいあっても大丈夫だろうというとこまで辿り着いた。そこで取り出しのがND8フィルターである。これを付けたみたところシャッター速度が1/250秒まで落ちてくれた。少しだけ露出オーバー気味だが、もともとプラス補正が必要な被写体であるため丁度良さそう。これに辿り着いたころには3つ目のイベントステージが始まっていた。

GT決勝日3

暇つぶしにはちょうど良かった「ストロボ実験」であった。

それも飽きてきたので「マーチレース」を観戦。当初は観るつもりは無かったのだが、暇つぶしとパッと見が「チョロQ」みたいで面白そうだったので、撮影もしてみた。ところがスピードが遅すぎてメインストレートでも1/30秒では全然流れてくれません。1/20秒でようやく「迫力あるチョロQ」が撮影できた。これはこれで面白い被写体かも。

GT決勝日4

決勝レースを1時間ほど遊びで撮影して早々と撤収。

真剣撮りとしては収穫が殆どない一日であったが、遊びとしてはそこそこかな。

しかし、昨日も今日も激混み状態でその原因が普通の一般ピープルが大勢押しかけていることである。既に「GT選手権」は普通の娯楽になってしまったように感じた。

GT決勝日5

GT決勝日6

撮影機材: OLYMPUS E-1