夏のラストを飾るイベントは毎年恒例の「Pokka1000km」。昨年は「出撃FZ1!」のネタ集めに終始した2日間であったが、今回は「真剣写真」も撮りたいし「試し撮り」もしたいとカメラ機材に随分と悩んだ。
今回は2日間で効率よく撮影することにして、予選日を「μ-30のテスト&オネエちゃん撮り」として決勝日を「車を真剣撮り」とした。
機動戦士S1IS!「Pokka1000km」
ということで予選日はウエストバッグにμ-30とS1ISを収めるだけという超軽装スタイルである。こんな軽装でイベントを楽しめるなんてほんと久しぶりです。これなら多少の暑さなど気にならないか。といっても先日の2回のバスツアーもこのスタイルであった。
キャンギャルステージは今回もS1ISで撮影。しかし、ストロボチャージが遅くてまともに撮れないのはチト辛いか。午後のピットウォークもS1ISで撮影。μ-30の時よりはギャル達の愛想が多少良かったような感じたのは気のせい?
撮影機材: CANON S1IS
お手軽カメラμ-30「Pokka1000km ピットウォーク」
ピットウォークのギャルたちをコンパクトデジカメで撮っている人たちを過去に何度も見かけてきたが「そんなカメラで撮るなよ」と私は内心思ってきた。「ゴツイカメラで撮らなきゃ失礼だぞ」と変な偏見すら持っていたわけだが、それは少し改める必要がありそう。ピットウォークに参加する人が「気合を入れてギャルを激写するぞ」という人ばかりではないということである。
まっ、ちょっと遠慮がちに脇からコンパクトカメラでカシャカシャやる分には良いのではと思う。しかし、コンパクトカメラを片手に最前列へ無理やり割り込んできて、いつまでもカシャカシャやっているやつを見かけるとムカついてきます。もちろんμ-30を使っている間、私は遠慮がちに撮っていましたよ。
撮影機材: OLYMPUS μ-30
Pokka1000km 決勝レース
今回の課題は「縦位置で流し撮り」、「超望遠レンズを使って迫力写真」、そしてバックファイアが派手なNSXを見て閃いた「バックファイアを流し撮り」の3本立てでイザ勝負。
撮影機材: OLYMPUS E-1
「縦撮りの流し撮り」をする場所としては「第1コーナー突っ込みから第2コーナー立ち上がり」を選択した。手持ち撮影でシャッター速度1/60、第1コーナー突っ込みから第2コーナー立ち上がりまでをいっきに12連写するわけである。こうすることで第1コーナー終盤と第2コーナー侵入地点の良い感じの「絵」を撮ることができる。しかし、第1コーナーと第2コーナーの繋ぎの箇所では車がフレームからはみ出してしまい、いまいち「絵」になりにくいのだが、この部分でシャッターから指を離すと追いかけのリズム狂ってしまうため、後から捨てることを前提に連写する。
近代インターナショナルから発売されている「フォーサーズマウントアダプター」を使ってVARI8000SをE-1に装着。なぜそんなことをするのか?
それは以前からどうしても撮りたかった構図のためである。
ようやくその時がきた。
と大げさなことを書いているが、早い話、正面に向かってくるGTカーを撮りたかっただけである。
逆バンクの土手を降りて金網にへばり付いての撮影。超望遠で覗いているとその迫力に時間を忘れ見入ってしまいます。
ダンロップコーナー入り口付近で「パックファイア」を撮影。簡単に撮れるかと思ったら意外や意外、難しいです。火を噴いている時間はコンマ何秒ですので、火を見てからシャッターを押しても間に合いません。だからと言って連写攻撃でも秒間3コマのE-1ではなかなかヒットせず。逆バンクのポルシェの様に必ず同じ場所でバックファイアをしてくれるのなら、タイミングを計って一激必中も可能でしょうが、ダンロップコーナーのNSXではそうはいかず苦戦。結局のところ連写攻撃で何枚か収めることができたが、なぜかブレている。前後のカットはブレていないので「何でかな?」と暫し悩むが、答えは簡単。パックファイア=シフトチェンジであるからして車の挙動が一瞬変わるわけです。
おまけ
決勝日の朝一のキャンギャルステージに間に合ったので、急きょ撮影をすることにしたが、普通に撮っても面白くない。そこで向かい側の休憩所の屋上からVARI8000Sを装着して撮影してみた。
1600mm相当の画角で覗くと笑えてきます。はっきりいって望遠鏡。しかし、シャッター速度が稼げずまともに撮る事は不可能。一脚を付けて840mm相当の画角で撮影するがそれでもムリ。ISO感度を400まで上げ、かつ連写攻撃。これで1/3程度はそこそこ写っていた。まっ、あくまでも“遊び”ということで。