2003年6月29日

デンパークの花を激写せよ リベンジ編

花の撮影に関する“空白の10日”はまだ終わっていません。来週あたりからラベンダーが見頃になるでしょう。

先週の「花を激写せよ」の結論として「FZ1で花を撮るのは厳しい」、つまり「FZ1は花が苦手である」としたわけであるが、もう少しなんとかならないものなのかと模索してみた。

まずはコントラストを上げるフィルターがあるのだから、逆に下げるフィルターもあるのではと探してみたところ、あるにはあるのですが「少し下げる」程度のようだ。そのフィルターはコントラストを下げるのが目的ではなく、人物の顔を撮った場合に、「綺麗に見える」ような雰囲気にしてくれるものらしい。

FZ1に必要なフィルターは「少し」じゃ話になりません。根本的にハデ過ぎる絵作りをなんとかしてくれなければ…。価格.comの掲示板を覗いてみたら、花対策のヒントになりそうな情報を得ることができた。

「『画質調整』を『ナチュラル』にして撮った場合と『標準』にして撮った場合で随分と絵作りが変わる事もある。」

どのように変わるか分からないが、やってみようと思い立ち、都合良く天気も良くなったこともあり、デンパークへ出動することにした。

天気は良いのだが、風が強く花を撮るには非常に厳しい状態であった。先週とは違い、涼しい風のおかげで撮影意欲は落ちることはなく、電池切れを起こすまでひたすら花を激写。

帰宅後、exifをチェックしてみると、「画質調整」を「ナチュラル」にすることで、コントラストがSoft、彩度がLow、シャープネスがSoftに設定されることが判明。

ナチュラル = 自然であるさま

FZ1において、この「自然」とは「見た目を自然な感じで」ということなのだろか。「標準」が少しハデ目な絵作りとなっているので、ハデさ具合を抑えた絵作りということなのでしょう。「ナチュラル」でも、まだハデな感じがするのだが…

屋外で太陽光が直撃しているような状態では、ほんとうに「ナチュラル」なのか疑問に思えます。「標準」で撮ったものと比べてみてもまったく違いが分かりません。屋外の花を撮るのなら「早朝」か「曇り空」が基本ですから、ドピカン晴れの日は諦めるしかないのかも。

「シックな感じ」の絵作りを期待してはいけないのだろうが、屋内ならば「画質調整」を「ナチュラル」にすることで観るに耐えられる写真にはなるようです。

もっとハデさを抑えた「スーパーナチュラル」とか「リアル」があればと思う。そして中間調重視の「シック」なんかがあれば、もっと実用的なカメラになるのかもしれない。頑張れ!ビーナスエンジン。