今日は朝からずっとワクワクドキドキしていました。
何か特別な良いことがあるわけではありません。OLYMPUSの「フォーサーズ」の製品発表が本日だったのです。
朝から「まだかな、まだかな」とワクワクしていると「あれ?日本での発表じゃないじゃん」と気がつく。「時差の関係でどう考えても夕方頃だなこれは」とようやく冷静になれたが、それにしても待ち遠しい。
昨年の「フォーサーズ規格」の発表時、E-20の進化系だろうと私は思った。
大きいCCDを使う。
レンズ交換式にする。
私にとってはそれだけで十分魅力ある製品に思えた。
標準ズームレンズを付けて実売20万円程度、望遠ズームレンズを付けるのなら実売22万円程度、その辺の価格帯の製品になって欲しい。つくづくそう願った。
3月の展示会に出品された製品群に対しての雑誌や情報サイトに記載されていた記事を読むと、もうちょっと価格帯は上なのかもしれないと思えた。それは「レンズ」が高そうだからである。でもCANONの10Dの実売価格を踏まえて価格設定をするだろうから本体価格が実売16万円程度で、標準ズームが実売5万円程度、望遠ズームが実売8万円程度だろう。
でも、他社のデジ一眼に対抗するためには「標準ズーム付きで実売20万円」を死守すべきだ。
あれこれと妄想を抱いている間に、ついに速報が‥
>・価格は、ボディーと14-54mmのセットで実販で30万円を切るレベル。
なんじゃこりゃ~。
売る気はあるのか~。
>・E-1は徹底してプロユースを追求した。
>・プロの、プロによる、プロのためのデジタル一眼レフ。
>・オリンパスは気が狂ったのかと思われるほどプロ用に徹した。
>・ワールドワイドでプロ向けのサポートを実施予定。
「これはプロ向けの製品だ」と言い切っているようですが、プロ向けにしては中途半端な価格帯だと思うぞ。プロなら既にシステムを一式揃えているでしょ。今更まったく別物のシステムを揃えるとは思えないけどな。
アマチュアが一つ上を目指して買うのが10Dであり、D100であり、そしてもうすぐ登場する*ist-Dである。それらに対抗して登場してきたのがEシステム(フォーサーズ規格の製品群)だと思っていたら、あっさり「ちゃいますよ」と言われてしまった気分である。
「最初のコンセプトとは大きく外れてしまったが、まあしゃあないからこのままいくか」と見切り発車したのが本当のところ所では?
きっと最初は「標準ズーム付きで実売20万円」を想定していたが、「あれもこれもとにかく何でも付けちゃえ」と開発陣が頑張ってしまった結果「とても20万円じゃムリ。とりあえず30万円で売り出し、後から機能を縮小した廉価版を出せばいいさ。」と最終決定されたのではないか?
そして“高すぎる”言い訳として「プロ仕様」を前面に出すことにした。
単純に「価格」だけでこの製品を見てしまうと“怒り”と“諦め”しかないのだが、非常に魅力がある点がいくつか存在する。
> -連写速度は秒3コマ、連続12コマ。
> -シャッターの耐久性は約15万回。
> -CCDのほこりを超音波振動で軽減する新機能を独自開発。
>・ファインダー視野率は100%。明るくあわせやすいスクリーンを新開発。
この4点だけでも私はこの製品に魅力を感じる。そして外観がE-20に似ている点もポイント。
>・技術開発が命なので、第一弾はハイエンド機から。
>・今後、超小型ボディーと高画質機を予定。
結局のところ、「せっかく凄いものを作ったのだから最初はフル装備版を発売し話題作りをする。そして半年後、一年後に“一般消費者に売れる物”を出せば良い」ということでは。
こういうのはデジカメに限ったことではないので、まあそれもありかなと私は思います。
午後10時、Eシステムのオフィシャルサイトがオープンした。
http://www.olympus-esystem.jp/
心配していたE-20用に揃えたオプション品の流用は可能であるので、デジ一眼の選択肢からE-1が完全に外れることは無くなったわけだ。
E-1の最大のメリットは“耐久性”であろうが、絶対的なアドバンテージがあるわけではないE-1を私が購入するのかどうかは微妙である。