薔薇シリーズ第2弾の撮影のために「奥殿陣屋のバラ園」に行ってきました。
今年に入ってからずっと守りつづけている「撮影するなら開門直後から」の方針通り、開門時間ちょうどに現地に到着したが、既に駐車場が半分くらい一般客の車で埋まっていました。結構、フライングしている人が多いのでは思えたが、「開門時間」を知らずに訪問する人の方が多いのかも。
さて、バラ園に入場しての第一印象としては「なんだ、植えてあるだけじゃん。演出なんてまるっきり無し」でしたが、意外にも随分多くの品種と本数が植えられていて、撮影にはまるっきり支障なし。第一印象に反して撮影をしているうちに「これで見学無料とはかなり太っ腹だなぁ」と思えてきました。「バラ園」としての演出はイマイチですが、時間を忘れ1本1本バラを眺めていくのは良いものです。日頃の慌しさを忘れさせてくれます。夢中になって撮影をしていてメモリカードも底をついた頃、時間を確認すると入園してからすでに2時間を経過していた。光や風を気にしながら、良い条件になるまでちょっと待つ。昔の私なら風が吹こうが雨が降ろうが、とにかく適当に撮って満足していたかもしれませんが、「写真」を真面目にやるようになってから“待つ”ことを覚え、それが苦痛に感じなくなった。最近なんとなく「撮影しに行くときは一人じゃなきゃダメだ」と感じているのは、この“待つ”が多少なりとも関係していると思える。
「自然に触れ合いながら夢中になって撮る」つくづく良い趣味だと思います。写真って。
撮影機材: OLYMPUS E-20