2003年3月15日

Tvs-D屋内対決編「トヨタ会館スペシャルイベント」

Tvs DIGITALを試す絶好のチャンスが訪れた。今日はトヨタ会館でスペシャルイベントがあり、なんとレースクイーンも来るそうだ。

さっそく朝も早くからトヨタ会館へ出向き、スケジュールを確認するがちょっとがっかり。京商の「ラジコン」大会がメインでおまけで撮影会がちょろっと。でもまっいいか近場で無料なんだから。

撮影会の時間まで1時間30分以上もあったので、デジカメ3台を駆使してスープラやF1をじっくり撮影。

全て手持ちノーフラッシュ撮影
Photoshop Elements2.0 でリサイズ後JPG形式で保存(レタッチなし)

C-2JPG FINE E-20RAW Tvs DIGITALJPG FINE

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E-20の色合いが少し変なのは「撮影会」のために用意したポートレートエンハンサーを付けたまま撮影しちゃったためです。レタッチで直りますがあえてそのままにしてあります。

リサイズしてしまうと「パッと見」の印象が画質の判定基準みたいなものになってしまいますが、Tvsも良い感じで撮れていると思います。特にF1を左斜め後方からの撮った写真は「良い雰囲気」が出ているのでは。スープラを右斜め前方から撮った写真については、背景を明るくするためにプラス補正を掛けようとすると手前が白っぽくなりそうでしたので、露出補正は掛けずに撮りましたが、3機種とも露出の出方に個性があります。C-2とE-20で撮った写真はまるでストロボを使ったような感じがしますが、ノーフラッシュ撮影です。

さて肝心の「撮影会」の方ですが、“E-20で4枚撮ると暫くシャッターが押せない”合間にTvsで撮影。この繰り返しでしたが、ここでTvsの欠点が暴露。ストロボチャージの時間が掛かりすぎてテンポ良く撮影できません。それからAFが遅すぎるのもイラつく。2台を交互に持ち替えながらの撮影はバタバタしていけませんね。まともに撮れません。といっても今日はTvsの試写ですから「作品」は期待しません。撮れ具合が見たいだけ。

帰宅後、PCへ吸い上げ画質チェック! ところが…

大ショック…

Tvsで撮ったものが全滅です。なんじゃこれゃ。真っ黒クロスケじゃん。なんでだ~。

もしかしたら両手でしっかり構えて撮ったので、左手の指がストロボに掛かっていたのか?

それにしても全滅って変じゃないの~。おっかしいな。

疑問に思いつつ、Tvsの取扱説明書を見てみると信じられない事実がそこに…。あちゃやられた。これでは屋内の撮影会でTvsを使うことができません。大ショック!!

ストロボ撮影距離範囲
ISO:AUTOの場合
ワイド時
露出 距離
F2.8 3.1m
F3.3 2.7m

F6.7 1.3m
テレ時
F4.8 1.8m

F6.7 1.3m

この仕様ではまったくテレ側が使えません。理屈はわかりますがこれはあんまりだ。「撮影会」の失敗はこのテレ側の距離が原因。たぶん被写体までの距離は3mほどだったので、ストロボ光が届いていなかったということ。届かなくて光量不足になるのならシャッター速度を自動的に落としてくれるかと思えば1/60固定だそうだ。

それでどうすれば良いのかといえば撮影者が手動でISO感度を上げるしかないようだ。

ISO:400の場合
ワイド時
露出 距離
F2.8 5.6m
F3.3 4.8m

F6.7 2.3m
テレ時
F4.8 3.3m

F6.7 2.3m

しかーし、ISO400なんかで撮ってはノイズだらけの写真になってしまうではないか。

もう一つ「ストロボ光量補正」を予めやっておくという方法もあるらしい。これをやると距離がどこまで伸びるのか不明。

Tvsのストロボに関してはそれなりに頭を使って撮る必要があるようだ。というかストロボが左手の指で隠れそうな位置にあったり、カメラが自動的になんとか撮れる状態にしてくれるなんていう親切仕様じゃなかったり、絶対的な光量不足だったり、とにかく「ストロボなんか使うんじゃないぞ」という仕様のようだ。まるで「三脚使ってスローシャッターで撮ってね」と言われている気がする。それにしてもコンパクトカメラに三脚ですか?。なんか変。

それに比較してE-20+FL40のコンビは賢いこと。カメラが勝手に撮れる状態にしてくれます。ストロボチャージが間に合わなければスローシャッターで切ってくれるし、、、難点は3~4ショットで小休憩が必要なところ。実はこれが「撮影会」で一番の問題だったりする。「今だ!」と思っても「おーいシャッターが切れんぞ!」と心の中で何度も叫ぶのである。

撮影機材: OLYMPUS E-20